アン・安東能明

2015年5月16日 (土)

撃てない警官 (新潮文庫)

9784101301525_2

☆☆☆ 著者:安東能明 販売元:新潮社 発売日:2013/5/27

内容(「BOOK」データベースより)

総監へのレクチャー中、部下の拳銃自殺を知った。柴崎令司は三十代ながら警部であり、警視庁総務部で係長を務めつつ、さらなる出世を望んでいた。だが不祥事の責任を負い、綾瀬署に左遷される。捜査経験のない彼の眼前に現れる様々な事件。泥にまみれながらも柴崎は本庁への復帰を虎視眈々と狙っていた。日本推理作家協会賞受賞作「随監」収録、あなたの胸を揺さぶる警察小説集。

なかなか皮肉交じりのタイトル作品『撃てない警官』に見る恨みつらみ。そんな執念の画策が悲劇を生んでしまう。とんだとばっちりを被る柴崎警部。で、ここからが始まりですね。

若い看守が疑われる『第3室12号の囁き』では警察組織の隠蔽体質を暗示して終える。愚かな部下に対する柴崎の腹立たしさがひしひしと伝わって来ました。

何でも二字略語に縮めてしまうのが警察組織の仕来りか。『随監』でも警官による隠蔽工作が行われている。街の世話焼き担当のようなベテラン警官が味のあるキャラです。

かつて私がハマった「横山秀夫」の警察小説短編作品をなぞっていたような読後感。事件性や登場人物や小道具にまで至るディテールの繊細さにおいては比べるまでもありませんが。

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