アイ・相場英雄

2014年2月 1日 (土)

血の轍 (幻冬舎文庫)

9784344421141

☆☆☆☆

著者:相場英雄 販売元:幻冬舎 発売日:2012/11/28

内容(「BOOK」データベースより)

元刑事が絞殺された。警視庁捜査一課の兎沢は、国家を揺るがす大事件の真相に元刑事が辿りついていたという糸口を掴むも邪魔が入る。立ちはだかったのは公安部の志水。兎沢に捜査のイロハを叩き込んだ所轄時代の先輩だった。事件の解決を泣ぐ刑事部と隠蔽を目論む公安部の争いが激化。組織の非情な論理が二人の絆を引き裂く。胸打つ警察小説!

いきなり自分の妻の尾行と逢瀬相手との密談をモニター越しに見せられる刑事。映像化にうってつけのプロローグではないか。

過去と現在がスイッチする短いパートが連続して分かり辛かったりする所も。しかし公安部の捜査実態など実にリアルに描かれている気がするなあ。

謎の死を遂げて行く警察OBたちとメモリチップに隠された極秘データとは。背後に潜む見えない敵はどんな姿をしているのかぐいぐい引き込まれます。

公安部vs刑事部という面子の凌ぎ合い。かつて先輩後輩の間柄の二人の警察官が火花を散らしながらの加速感が心地好い。

色んな警察小説で警察機構上層部の姿が描かれているが、今回のそれは組織の「隠蔽体質」はこうやって生み出されるのかと納得のいく出来です。

殺人犯のイメージがいまいちピント来なかったが、手に汗にぎる追跡劇などなかなかスリリングな展開。そしてラストの微妙な爽やかさが気になります。

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