アネ・姉小路 祐

2012年8月 5日 (日)

刑事長 越権捜査 (講談社文庫)

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☆☆☆ 著者:姉小路 祐 販売元:講談社 発売日:1997/12/4

内容(「BOOK」データベースより)
春団治刑事長こと岩切鍛治。彼を慕う若手刑事が市内で屋台を撤去しようとして暴力警官として告発された。その直後、告発した男が不可解な死を遂げる。事件にきな臭さを感じた岩切は単独捜査を開始!「刑事長」シリーズ興奮の第三弾。

西のドヤ街として名を馳せる「あいりん地区」で一悶着起こしたのは、かつてダンさんとコンビを組んだ川喜多刑事。もちろん男春団治としては放ってはおけません。

そしてその相手が死体となって発見され…益々立場の悪くなる川喜多。いかにも刑事ドラマな展開を見せる読み出しですね。

今回も警察権力というものが日雇い労働者たちを上から目線で見ているなあ。そんな中でダンさんがコツコツ事件解明に動き回るいつものパターン。

以前から顔を出していた川喜多の婚約者がいいですね。きっとよく出来た刑事の奥さんになる事だと予感しながら読了する。

2012年7月15日 (日)

刑事長 四の告発 (講談社文庫)

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☆☆☆ 著者:姉小路 祐 販売元:講談社 発売日:1996/11/7

内容(「BOOK」データベースより)
大川で背広姿の水死体が浮かんだ。男は市内の外科医で借金苦による自殺と断定された。事件にきな臭さを感じたベテラン刑事・岩切鍛治は、独自の捜査を開始する。見え隠れするパチンコ業界の利権争い、そして思いもよらぬ同僚刑事の死。岩切の行く手に暗雲が立ちこめる。

人情派刑事のダンさんが同僚刑事の家族に接するその姿。おせっかいを焼くも頼られたり恨まれたり何かと忙しいです。

今回気づいたのだが、このダンさん刑事部屋や事件だけでなくやたら引っ掻き回すタイプ。人の感情をと言う意味で…。

警察学校の卒業式を舞台にエンディングへ向かう件は近年のテレビドラマで似た様なシーンを見たな。

で、パチンコ業界の利権に絡む警察組織の悪行が晒されるかと思いきや、それほどの事もなく小さく纏まった感じがする。少し物足りなかった。

2012年7月 7日 (土)

刑事長 (講談社文庫)

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☆☆☆+ 著者:姉小路 祐 販売元:講談社 発売日:1995/7/6

内容(「BOOK」データベースより)
春団治と仇名され通称“ダンさん”。大阪府警御堂筋署の岩切鍛治は、上司にも平気で噛みつくベテラン刑事だ。市内で起きた婦女暴行殺人の決着に不審を覚えた彼は、独り地を這うような捜査を開始する。事件の背後に蠢く巨大な陰謀とは。

この著者の描く警察小説はさらりと読みやすい反面、いまいち骨太さに欠けるかなあという印象でした。がしかし、本書を読んでそのひ弱な(笑)イメージは一掃されました。

捜査一課の「春団治」と仇名されるベテラン岩切刑事ことダンさんのキャラがいい(!)昭和の刑事にイメージされる靴底を擦り減らし真相にたどり着くタイプです。

で、猟奇的な殺人事件から派生する謎に迫る訳ですが。ダンさんの息子をはじめ脇キャラの設定の絶妙さにも唸らされました。

ここでも警察組織の悪しき縦割り社会について触れていますが、エリートの「キャリア」に対する現場の「ジャコ」という構図が鮮明にあぶり出されています。

すぐ続編読も…。


2011年11月29日 (火)

特捜検察―雷鳥ファイル

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☆☆☆ 著者:姉小路 祐 販売元:徳間書店 発売日:2001/10/31

内容(「MARC」データベースより)
検事長の女性スキャンダル事件を発端とする一連の事件に関わった新人検事。検察組織の古い体質に抗いながら真相に迫るが、そこに待っていたものは自分の知られざる過去とも関わることだった…。

新任検事の成長物語的なストーリーとして読み進む。この検事の世間知らずさというか、鈍臭さはちょっとしたものだ。読んでいてイライラする場面も多々(笑)なので最初はシリアスな小説として捉えづらかった事も確か。

ある交通事故の不審点から、地元フィクサー周辺の汚職事件へと疑惑は広がっていく。どう見てもこの新米くんには荷が重過ぎですな。あ、でも家族の過去にまでフィードバックする展開はよく出来た話でした。

脇キャラである指導役の検事や事務官、そして新米くんに絡む検察審査員の女性。どれも顔が見えないというかぼんやりしたイメージに終始する。例によって残りページで解決するのかと気を揉むも、あっという間に纏まりました(笑)


2011年11月 1日 (火)

特捜検察官 疑惑のトライアングル

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☆☆☆+ 著者:姉小路 祐 販売元:講談社 発売日:2006/12/6

内容(「BOOK」データベースより)
副検事試験に受かった氷室鋭太は、仙台地検の検事正から最高検への赴任を命じられる。司法試験なしでも弁護士になれる特任検事への昇格をチラツカされて大阪へ着いた氷室を待ち構えていたのは、特捜派、公安派、国策派三つ巴の権力闘争と殺人事件だった。

歴代の政治汚職事件がおさらいするかの如く引き合いに出されるので、そちらを合間合間にWikiで調べたりで中座頻度の多い読書スタイルになりました。検察の権力闘争が三つ巴の状態になっている所がミソか。

で、そこに身を投じる事になった副検事が二重、三重スパイの役目を果たすという話。ややこしくなるのかと思うも主軸がはっきりしているせいか意外とサクサク読めました。

関空の開港にあたって噂されていた利権問題がリアルに取り上げられています。ここまで書いていいのか(!)と、著者の身の危険を心配してしまう。因縁の男女が車で揉めるというクライマックスは一寸したドタバタ劇でした。


2011年9月29日 (木)

署長刑事 大阪中央署人情捜査録

署長刑事 大阪中央署人情捜査録 (講談社文庫)Book署長刑事 大阪中央署人情捜査録 (講談社文庫)

著者:姉小路 祐
販売元:講談社
発売日:2011/08/12
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆+

内容説明
内部腐敗に署長自らが挑む。正統派警察小説大阪中央署長古今堂航平は、若干29歳のキャリア。泥臭い信念で、署員の関与する殺人事件捜査に自ら乗り出す。『刑事長』の著者が贈る、書下ろし本格警察小説。

タイトルからして警察官僚でありながら現場主義でイケイケどんどんな署長をイメージしていましたが、まさかこういうキャラで来るとは(!)拍子抜けと共に新たな期待感を覚えました。

この署長と旧友とが電話で交わす「どや」と「ほな」の大阪弁の挨拶。なるほど色んな意味が含まれている解説付きです。で、途中から大阪弁で喋り出す署長。以外と違和感無く読めます。事件解明の糸口もゆるゆると。

しかし一番の謎はどうやって署長自らが捜査の時間を作っていたのかという事。いくらお飾りの署長とはいえ、それなりのお役目はある筈。でもそれを言っちゃあおしまいだ(笑)。

とまあ、派手なアクションや血なまぐさいシーンも無く、サクサクと読み終える。エンディングのパートが長いなあと思うも、爽やかな終わり方が良かった。続編希望としておこう(!)ちなみに本書は読ブロ仲間のレビューを見て飛びつきました。

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