ホン・本多孝好

2011年7月 3日 (日)

at Home

at HomeBookat Home

著者:本多 孝好
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
そこは人がほんとうに帰るべき場所なのだろうか?ふぞろいで歪つな4つの家族とそこに生きる人々。涙と冷酷と波乱を存分にたたえたエンタテインメント小説。

ごくごく平凡な家族構成のある一家団欒かと思いきや、どこか可笑しいという点に気づく。そう、これは疑似家族の物語であり、そして犯罪者集団として生業を立てるとんでも家族を描いた『at Home』。子を思う親心と、それ以上に親を思いやる子の失われた理想の家族像をテーマにした話でしょうか。

離婚後の親子とある日の小事件を描いた『日曜日のヤドカリ』は、初出の『Story Seller Vol.2』で読んでいましたが、その時はさほどの印象に残らず。今回はサラリと流し読みするも、小学生の女の子のシッカリぶりがこのストーリーに規律を与えているようで普通に楽しめました。

外国人女性との偽装結婚生活を中心に話が広がる『リバイバル』は、収録作中一番短い話ですが、高利貸しやチンピラや不法滞在者などのキャラと共に、強烈な何かが訴えてくる。多分それは普段目に触れない組織のシステムと、閉塞感溢れる50間近の債務者という情けない主人公が醸し出す空気ですね。

別居中の夫婦とその実家を巻き込んで「わが子奪回作戦」にページを割いた『共犯者たち』ですが、幼児虐待というネガティブなテーマが露見するや、読んでいて嫌な気分になって来た。中途半端なユーモアなど変に間延びして、ちと痛い展開で残念に思いました。

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