コシ・越谷オサム

2010年12月 7日 (火)

階段途中のビッグ・ノイズ

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)Book階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)

著者:越谷 オサム
販売元:幻冬舎
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☆☆☆+

内容(「MARC」データベースより)
だめな先輩のせいで、伝統ある軽音楽部が廃部になってしまう。がけっぷちに立たされても、啓人は煮え切らなかった。しかし、幽霊部員だった伸太郎に引きずられ…。四面楚歌の状況で、啓人は「一発ドカンと」やれるのか!?

どうにもネガティブなイメージで始まった軽音楽部復興への道のり。部長の啓人はメンバーのまとめ役というより板挟み役みたいだ。

それ迄閉鎖されていた屋上への扉が開けられた。広がる青空と突き抜けるような演奏が心地好い。そんな青春真っ只中のロケンロールバンドです。

何気に顔を出す水泳部の日焼けした乙女亜季。これがなかなか可愛い。むさ苦しいバンドメンバーたちがタムロする中にサラッと吹く涼風のようだ。

で、文化際のステージを目前にリードギターが交通事故で負傷(!)この辺お約束の流れです。そして当日のステージでビッグサプライズが(!)これには感動した。youtubeで演奏曲を再生しながら読んでいたらから余計に(!)

この『階段途中の…』というタイトル。一体何の事だか分かりづらかったが、読み出すとそのまんまのシチュエーションだわという事に気づく。

にしても「ヘイ・ホー・レッツ・ゴー」か。遠い日の情景がふと頭の中をよぎっていきました…。

2010年11月 5日 (金)

陽だまりの彼女

陽だまりの彼女Book陽だまりの彼女

著者:越谷 オサム
販売元:新潮社
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☆☆☆+

内容(「BOOK」データベースより)
恋の始まりに、理由なんてない。でも、恋の終わりには、必ず理由がある―。運命の人を、そんなに簡単にあきらめちゃって、いいんですか?中学時代の幼馴染と10年ぶりに再会した俺。冴えないイジメられっ子だった彼女は、驚異の大変身を遂げていた。モテ服にさらさら大人ヘア、しかも、デキる女系。でも彼女、俺には計り知れないとんでもない過去を抱えていて…哀しくて可笑しくてふわふわ心温まる、恋する切なさのすべてがつまった恋愛小説。

真緒と浩介の再会から二人の距離が縮まり、恋愛モード全開となりの盛り上がりが微笑ましく思うもつかの間、段々鼻について来る。そう、幸せいっぱい胸いっぱいって奴に...読み手側も勝手なものですな。

そんな二人の日常が絵日記のように綴られて行く。で、いい加減飽きて来たかなと思う頃、少しずつミステリアスな「何か」を感じ始めるようになる。こういう風にもっていくのも著者の力量なんですね。しかも明るい雰囲気は変わらずに。

終盤の展開から、おいおいまさかそれは無いよなと思いつつ、「それ」が分かった時には一瞬、裏切られた気がしましたね。それまで読んでたストーリーが否定されたような感じです。唐突なエンディングには少し癒されるも、とって付けたような印象が残念。

で、これはファンタジーなのかミステリなのか受け取り方は様々かと。よーく見ると表紙に謎のヒントが隠されているではないか(!)しかし急展開でこれほどテイストの変化を見せた作品もあまり記憶にないです。

2010年10月30日 (土)

空色メモリ

空色メモリBook空色メモリ

著者:越谷 オサム
販売元:東京創元社
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☆☆☆+

内容紹介
坂越高校文芸部のハカセ、そこに出入りするブーちゃんと呼ばれる俺、もてない俺達が熱い恋をした! だけど、俺が綴った日記が思わぬ波紋を巻き起こす。学園小説の決定版。

◯◯探偵団とか◯◯倶楽部といった、ワクワクドキドキするようなこの四人組。意味深なシチュエーションが誤解を呼んだり、ついポロリと漏らした一言が波紋を呼んだり、思いっきり青春しちゃってますね。かなり控え目にではありますが。

で、主人公陸が日記仕立てで友人や仲間の日常エピソードを綴った「空色メモリ」が盗まれてしまい…というのがメインストーリーです。ま、その中に記録されたエピ自体が楽しめたりするし。全体的に明るいトーンなのが好印象だな。

中盤で唐突に、サキが水虫話をするのが妙に色っぽかったりする。こんなシーン想像しただけでぽわ〜っとしました。で、男女二組ずつのカップルの関係は…とベタな興味もそこそこに肝心の事件も昔のコントのような作戦で解決していきます。

2010年10月19日 (火)

金曜のバカ

金曜のバカBook金曜のバカ

著者:越谷 オサム
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
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☆☆☆☆

内容紹介
天然女子高生と気弱なストーカーが繰り返す、週に一度の奇天烈な逢瀬のの行き着く先は――?(「金曜のバカ」) ピュア過ぎてアブノーマルなヤツらが繰り広げる妄想と葛藤! ちょっと変でかわいい短編小説集。

『金曜のバカ』
何だこの強引なシチュエーションは(!)というのが、カナちゃんとストーカーが初対峙した時の感想。その後、二回、三回と繰り返すうちにもはやコント化してますって(笑)。一歩間違えると犯罪小説になり得るというビミョーな話です。

『星とミルクティー』
何てロマンチックな話なんだろう。星空を仰ぐ若い二人の姿がはっきりと目に浮かびます。でも彼氏彼女じゃない。そして数年後、生まれた我が子に対面するとサプライズが…ラスト一行にジーンと来ました。

『僕の愉しみ 彼女のたしなみ』
恐竜オタクであることを隠して彼女候補をデートにさそうオレ。しかし彼女には何やら謎めいた秘密があるみたいだ…このミステリアスな小さな謎がわくわくさせる。爽快感のあるラストもいいですね。

他、イタイ高校生兄ちゃんの右往左往が微笑ましい『この町』、心温まる動物ネタがしんみりとさせる『ゴンとナナ』の全五編収録。

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