アイ・愛川 晶

2010年2月20日 (土)

カレーライスは知っていた

カレーライスは知っていた 傑作本格推理小説  /愛川晶/著 [本]カレーライスは知っていた 傑作本格推理小説 /愛川晶/著 [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
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☆☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
「助けてー!殺される」。警察への通報の直後に絞殺された女性のマンションの台所には、カレーの入った鍋が残されていた。何と探偵は、たった一口そのカレーを食べただけで、犯人をずばりと名指ししてしまう!美少女代理探偵・根津愛からの挑戦状を含む傑作推理小説とネコマンガ、そして…?“企み”に満ちた注目の作品集。「納豆殺人事件」を加えた完全版。

『カレーライスは知っていた』の中で披露されたレシピ。それを忠実に再現して読者から寄せられた苦情(笑)の話が面白かったな。この舞台裏話は根津愛ちゃん(名刑事の愛娘)の独白として補足されています。

どの話もまず死体ありきでミステリのはじまりみたいなノリだな。で、どれもがおどろおどろしく無く軽〜く捜査に突入といったイメージになる。のはわたしだけだろうか…。そんなパターンで全六編を収録。

『コロッケの密室』とか『納豆殺人事件』などフードものミステリといえるそのタイトルが微笑ましいです。根津愛のネコマンガなどサービス精神旺盛な構成となっています。実は結構、乱読してしまったのでまた読み直したいです。


2010年2月 7日 (日)

化身

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化身(幻冬舎文庫)
著者:愛川 晶
販売元:幻冬舎
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☆☆☆

内容紹介
女子大生・人見操に届られた差出人不明の保育園の写真。そこでは十九年前、未解決の園児誘拐事件があった。容疑者の容貌は、操の父に酷似していた。自分は誘拐された園児なのか?父が誘拐犯なのか?本当の自分の両親は誰なのか?巧妙なトリックと戸籍制度に仕掛けられた驚愕の謎!

夏休みに入ったばかりの主人公の女子大生に突然届いた謎の写真。居合わせた同じサークルの友人と驚くも、その娘はさっさと海外旅行へ。そして謎の解明はサークルの先輩で料理上手な「シェフ」へとバトンタッチされる。とここまではスムーズな展開をみせるのですが、主人公の出生の秘密と誘拐事件との関連、戸籍制度を利用したトリックに振り回され、何度も小休止を挿んでの読書ペースとなる。

副題でもあるアヴァターラをはじめ、ラーマ、クリシュナなどなどヒンドゥー教の神話にまつわるうんぬんかんぬん…こういうの苦手です。とにかく事件現場の保育園で、こういうのを描いた絵が飾られていた。何かの暗示なのかと思わせるも、苦手意識が先立ちアタマ回りません。でも両親に対する不信感が二転三転する事件の仮説など、よく練られたプロットではあるなと思います。

なもんで、おお!っと一番感心させられたのが最後の方で名前のアナグラムを解明するところ。これよく出来てるなぁ。伏線として序盤にヒントがあるのだが、スルーしていました。そうそう安楽椅子探偵「シェフ」の巨漢に似合わず意外なフットワークの良さ。これには感心しました。そしてエンディングで旅行帰りの友人も合流して語られるオチは可笑しくもあり、それまでの鬱憤を晴らすような爽快感を覚えました。


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