モリ・森 絵都

2009年12月 3日 (木)

永遠の出口

永遠の出口 (集英社文庫(日本))Book永遠の出口 (集英社文庫(日本))

著者:森 絵都
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋…。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。

読んでいてふと涙が流れているのに気づく。何が琴線に触れたのだろうか。この時代のこの年代のこの雰囲気にはホント弱いなあ。まして主人公は女の子。自分が小学生の頃に戻ってこのストーリーを傍観しているような。おお、当時の憧れのマドンナが・・・なんてささやかなデイ・ドリーム。それくらい気を入れて読んでいたみたいです。

家族の中での自分の存在。その距離のとり方。その辺りのウザさ加減が上手く描かれている中学時代の紀子。この父母あってこその・・・そういう家族愛みたいなものがさらりと旅行などを通じて触れてあります。そう言えば「永遠」を持ち出した張本人である姉の存在も忘れられません。そして高校生になるとバイトを経験して世界観を広げたり、恋愛の切なさを知ったり、紀子の心模様が鮮明になる。

エピローグの最初の一行でおっ(!)となり、それからギョっとして、なるほどなぁーという三段論法かこれは。高卒後の波乱に富んだ紀子の人生もさることながら、回りの仲間たちの思惑ちがいの人生も明らかになり面白い。そして未来に向けて危機感のある自己分析など骨太なところを見せて・・・なるほど。いいエンディングですな。

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