ヒカ・東野圭吾

2010年1月16日 (土)

仮面山荘殺人事件

仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)Book仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)

著者:東野 圭吾
販売元:講談社
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☆☆☆+

内容(「BOOK」データベースより)
八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。七人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった…。

トリックそのものの醍醐味が堪能出来る作品に仕上がっています。ただ、事件にいたる伏線の出来事や動機について掘り下げると、やや説得力が弱いなという部分も。ま、許容範囲ではありますが。キャストでいえば、これほど魅力的な女性陣が集まった作品は久々に読むかなと。

著者の 『ある閉ざされた雪の山荘で』 を先に読んでいたのだが、同じようなシチュエーションのミステリでありながら、微妙に違うテイストを楽しめるので、ぜひ読み比べてみることをお勧めします。わたしは今回読んだこちらの方が、トリックとスリルの両方で楽しめたので気に入りましたが。

ただ途中から、何となく犯人(?)が透かして見えたというか判ってしまった…まぁ、勘が当たったのかも。で、最後のこのお疲れさまぁ〜感は、この著者のエンディング・パターンのひとつと言えますね。大胆な一発トリックが見事に決まった爽快感があります。


2009年12月 5日 (土)

ある閉ざされた雪の山荘で

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)Bookある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

著者:東野 圭吾
販売元:講談社
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☆☆☆

出版社/著者からの内容紹介
1度限りの大トリック!たった1度の大トリック!劇中の殺人は真実か?
俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!

タイトルそのまんまのシチュエーションかと思いきや、ひと捻りあるあたり流石の著者であります。いずれにせよわたしの大好物でありますクローズドサークルのミステリ。最初のページからわくわくドキドキはいつものこと。でも登場人物が劇団員たちというのが引っ掛かりました。なるほど演じているのかと。

で、読みながら思ったのは、この手の作品ではいつもの事ですが、みんながリビングやダイニングでくつろぐ→各自部屋に戻る→誰かが殺される→再びリビングに集まる・・・といったルーティンワークのような行動をとる訳です。それが何回か繰り返され、もったいぶった真相の解明になだれ込み結末を迎えると・・・。

う〜ん。正直、スリルっていう点ではいまいち盛り上がりに欠けたかなという気がしますね。劇団員以外のキャラが居ないので基本同タイプの人間の集まりとなったのが残念。そう、ゾクゾクするようなあの戦慄と恐怖のハーモニーをさほど感じませんでした。ま、著者の狙いでもあったかと思うのですが、劇中劇を観ている気分ですね。

2009年11月22日 (日)

幻夜

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Book幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))

著者:東野 圭吾
販売元:集英社
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☆☆☆+

出版社/著者からの内容紹介
幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。だが彼女にも恐るべき秘密が。名作『白夜行』の興奮が再び!(解説/黒川博行


再読。


あの大震災からストーリーが始まるという点でそれなりのインパクトはありました。というのもこの作品を初読した時期には、東野作品のパターンというものに多少なりとも食傷気味になっていた頃だったと思います。


で、久々に後頭部をハンマーで撲られたみたいな衝撃が(!)なにしろ悪女ヒロインというのがストーリーを引っぱります。哀れ男は所詮利用されるだけの消耗品なのか。勝手に運命じみたことを妄想するのが男の弱点ですな・・・わたしを含め。


しかし騙し騙され、欺き欺かれの展開は◯曜サスペンス劇場にうってつけの題材ではないかと。中盤から一気に加速するスピード感と繊細な人物描写に酔いしれていただけに、エンディングでの肩透かしは少し残念でした。

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