ヤマ・山下貴光

2010年10月23日 (土)

HEROごっこ

HEROごっこBookHEROごっこ

著者:山下 貴光
販売元:文芸社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆

内容(「MARC」データベースより)
本間が大学で出会ったイケメン男、成宮の副業はなんと車泥棒。彼の口車に乗せられた本間は、見張り役を手伝うことに。獲物はランボルギーニ。しかし、その助手席には手足を縛られた美少女が…。爽快青春小説。

この成宮なる人物。吐いて捨てるほどいるんですよ都会には。わたし自身、遠ぉ〜い昔に上京した時分、映画鑑賞券や旅行割引券のキャッチに幾度呼び止められた事か(!)奇跡的に一度も勧誘されずに済みましたが…。

で、主人公たる本間くんですが…成宮に比べてキャラ薄すぎでしょうが(!)脇役かあんたは(!)と言うくらいの情けなさ&人の良さですかね。

ただ、ストーリーとかけ離れた所なんですが、ぐだぐだし過ぎ(!)折角の魅力的なヒロインにしても、周りの展開のわずらわしさに色褪せてしまいました。と言うのが正直な感想になりますかね。期待値が高かっただけに、少し残念な気がしました。

2010年6月22日 (火)

少年鉄人

少年鉄人Book少年鉄人

著者:山下 貴光
販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆+

内容(「BOOK」データベースより)
内向的だが、心優しい、どこにでもいる普通の小学生・瀬尾太一。乱暴者で周囲に恐れられている、クラスの王様・大江和真。そんなふたりが在籍する6年1組に、関西弁の転校生がやって来た。あだ名は“てつじん”。太一と和真は、鉄人のペースに巻き込まれ、お互いが隠していた秘密を共有しあうことになる。やがて、クラスメイトのクールな秀才・森崎義之と、シッカリ者の学級委員・町村千秋も加わって、町で頻発している通り魔事件を追うことになり…。

やはり関西人キャラの方がこういう場合描きやすいのだろうか(?)もちろん主人公の鉄人のことだ。通り魔事件や家庭内暴力などを巡り、友達の絆を深めて行く純情少年ストーリー。それに絡む不良たちとのアンバランス加減がいい味出してます。

脇を固める二人の友達目線から交互にパートが綴られる。で、この二人が鉄人の影響を受け変わっていく様子が自然ですね。わざとらしくもなく、かといって押し付けがましくもなく。細かなエピソードも含めリズムよく読めました。

最後に起こる事件が鉄人の人望の厚さを見事に表現する大団円となる訳です。最初は静かに、そして読み進むほどに少しずつ掻き立てられるものがある。これは続編が出ればきっと飛びつくだろうなと思う。

2009年6月14日 (日)

屋上ミサイル

屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)Book屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)

著者:山下貴光
販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆+


内容(「BOOK」データベースより)
大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの―日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。それよりも、もっと重要なことがある。例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回大賞受賞作。


『屋上ミサイル』という強烈なタイトルを見て最初に閃いたのは・・・。


アメリカンロックの名曲『Have you ever seen the rain?』の歌詞に出て来る「晴れた日に見える雨」というフレーズ。
いわずもがなベトナム戦争時のナパーム弾を比喩したもの。邦題は『雨を見たかい』である。


で、タイトルの意図するところ。屋上部といつ発射されるかわからない核ミサイル。
とりあえず、つなげてみました的なノリなのか。でも語呂のいいタイトルだな。


まず、屋上部の設立に至る経緯とメンバー構成がいい。3 : 1の男女比とか。
合間に登場する家族のテンポのいい会話にはほのぼのさせられる。とくにお母さん。


しかし、殺し屋に付きまとわれるのは生理的に良くない。
いきなり登場して来るので、ドキッとさせられそして嫌悪感に陥る。ストーカーに遭ったことを思い出した。


なんか「伊坂ワールド」に迷い込んだ気もする。リスペクトしてるんだろうな。


いくつかの偶然(←ちょっと都合良すぎ)が重なり、やがてそれはストーリーの核心の謎を解明するに至る。
そして、決して荒唐無稽なことを描いているのではなく、すぐそこにあるリアルな社会問題にひっかけたテーマは鋭いな。


ちなみに、わたしもある時期「屋上部」でした。が、その話はまたの機会に・・・。


読書メーター

  • mizzoの今読んでる本

最近のトラックバック

最新ニュース

参加しています

  • にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
  • blogram投票ボタン
  • 人気ブログランキングへ

mixi

  • mixi(ミクシィ)やってます!
2018年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

無料ブログはココログ