ヒカ・東川篤哉

2009年5月13日 (水)

密室の鍵貸します

密室の鍵貸します (光文社文庫)Book密室の鍵貸します (光文社文庫)

著者:東川 篤哉
販売元:光文社
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☆☆☆+


内容(「BOOK」データベースより)
しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。彼を手ひどく振った恋人が、背中を刺され、4階から突き落とされて死亡。その夜、一緒だった先輩も、流平が気づかぬ間に、浴室で刺されて殺されていたのだ!かくして、二つの殺人事件の第一容疑者となった流平の運命やいかに?ユーモア本格ミステリの新鋭が放つ、面白過ぎるデビュー作。


ごくありふれた日常の中で遭遇してしまった殺人事件。
しかも、事件が事件を呼び、二つの死体が残された・・・整理しながら読み始める。


ちょっとクサい著者からの解説が入る。主人公側と警察側それぞれの視点で物語を進める重要性など。


あまりにも悪状況に置かれた主人公の情けなさっぷりがよく伝わるな。
冗談じゃすまされないというか、そもそもホントの事件だった。


主人公&探偵、警部&部下刑事、の二組がちょっとしたドタバタ劇を経て事件の決着へ。


最初のトリックはそれとなく気づきましたが、二番目のは想定外でした。
そして、バック・グラウンドにあった真相の動機については、勘が当たりました。


この著者の作品を読んだのは二作目ですが、そのひょうひょうとしたユーモアのある文体がいいな。


2009年5月 7日 (木)

館島

館島 (ミステリ・フロンティア)Book館島 (ミステリ・フロンティア)

著者:東川 篤哉
販売元:東京創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆☆


内容(「MARC」データベースより)
螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死だった!? 天才建築家・十文字和臣の死から半年、未亡人の意向により再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する…。本格ミステリ。


おお、「館」ものミステリであの『十角館の殺人』へのオマージュとも思える舞台設定だ。


女探偵と若手刑事をはじめとする、ゆる〜い雰囲気がいいな。
シチュエーションは「嵐の孤島」なのに、切羽詰まった感がさほどない。


隙あらばこそ、ミステリの本筋を外れて美女二人にちょっかい出す若手刑事!


1980年代という時代背景と六角形の館というロケーションの意味は何だ。
なるほど、この条件が満たされてこそ成立するミステリでした。


かなり大仕掛けなトリックなのだが、それをキチンと説明出来るのがスゴい。
それに、館の平面間取図がかなり重要な役割を果たしていたのかも。


コテコテの台詞や人物設定であったなら、時代遅れのミステリになっていたかも。
あえてコミカル路線で押し通したのが、新鮮味のあるドラマになった要因だな。


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