ミツ・三羽省吾

2010年10月 9日 (土)

路地裏ビルヂング

路地裏ビルヂングBook路地裏ビルヂング

著者:三羽 省吾
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆+

内容(「BOOK」データベースより)
毎日すれ違うけど名前も知らないふしぎな距離感。同じおんぼろビルで働く人々のそんな関係から生まれる、日常のドラマを描く6篇の雑居小説。

取り壊し間近な雑居ビルを舞台に、各階で勤める人たちの交流を描く。それは、保育園であり、学習塾であり、不動産屋であり、怪しい販売会社であり、広告会社である。

そのビルの1階には飲食店が形態を変えながら続いている。じつはこの店がミソなんですよね。そしてビルの屋上や階段で時折姿を見せる爽やかなお姉さん。その正体は一体誰なんだ…というささやかな謎。

で、ちまちまとした人間関係や、ありがちな事件を繰り返しながらストーリーは進みます。そのパートごとに各階の会社の人たちがメインになる訳。あまりホロっとさせるとか、腹を抱えて笑えるとかはないけど何故か和めます。

『道祖神』『紙飛行機』『サナギマン』『空回り』『風穴』『居残りコースケ』の全六編収録。

2009年8月27日 (木)

厭世フレーバー

厭世フレーバーBook厭世フレーバー

著者:三羽 省吾
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)
リストラされた父親が失踪。14歳の次男は陸上部をやめ、17歳の長女は優等生をやめ、27歳の長男は家計のために肉体労働。42歳の母は昼から酒浸り。73歳の祖父はボケが進行…。残された5人、それぞれの思いと、次第に浮かび上がる須藤家の秘密。家族の崩壊と再生を明るく熱くポップに描いた最高傑作。


目次の14歳、17歳、27歳、42歳、73歳というのを見て、最初、主人公の自伝が節目の年齢でパート分けされてるのかと思ったら全然ちがいました。で、入り方を間違えたというか何となく流し読みになってしまう。


失踪した親父というのがどういう人間なのか把握出来ませんでしたね。大言壮語の大風呂敷野郎というのがわたしのイメージです。そして家族のキャラもなんか軽いというか上っ面だけ(?)のような設定。会話と行動パターンからしてもです。


いろんなエピソードを踏まえて一つ屋根の下のバラバラ家族が少しずつ距離感を掴んでいくのだが、それもゆっくりと描かれていて多少じれったいかな。やはり最初のパートの投げやりで混沌とした雰囲気がひっかかったままなのが・・・。


で、この家族の全体像がはっきりと掴み切れないまま読み終わったような。ポジティブな方向へという空気は伝わりましたが。再読すればまた違った評価になるんだろうな。と今回は読み逃げみたいになってしまった。


2009年4月12日 (日)

公園で逢いましょう。

公園で逢いましょう。Book公園で逢いましょう。

著者:三羽省吾
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆


内容紹介
『ひょうたん公園』に集う人々の“あの頃”を穏やかに描き出す、連作短編集。


公園ママたちのコミュニティでのふれあい。
過去の自分をフラッシュバックしてみる。そして現在母親になった彼女たちは・・・。


『魔法使い』は公園にいる。『魔法使い』は穏やかな気持ちにさせる。
そして『魔法使い』ほ大人にも子供にもいる。


哀しい少女は母になってママにされた酷いことを今度は自分の子供にするのか?


公園でたむろするママたちの日常の生態を描いたコミカルな作品かと思っていたのだが、意外と暗く陰湿なテーマもあった。


ツインズのパパが主人公の『アミカス・キュリエ』は、そんな中にあってひと息つけるいい話だったな。


ありがちな話題をつついただけかと思ったら、ひと味隠されていて各話とも前向きなエンディングで後味もさっぱり。


『春の雨』、『アカベー』、『バイ・バイ・ブラックバード』、
『アミカス・キュリエ』、『魔法使い』の五編からなる連作短編集。


読書メーター

  • mizzoの今読んでる本

最近のトラックバック

最新ニュース

参加しています

  • にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
  • blogram投票ボタン
  • 人気ブログランキングへ

mixi

  • mixi(ミクシィ)やってます!
2018年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

無料ブログはココログ