ヒメ・姫野カオルコ

2009年2月25日 (水)

コルセット

コルセットBookコルセット

著者:姫野 カオルコ
販売元:新潮社
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☆☆☆


内容(「MARC」データベースより)
流れてゆく。男の子の唾液がわたしの喉を。吸いついてゆく。男の子の指がわたしの体を。あるふたつの箇所をのぞいて…。ロンド形式に、優雅で官能的な4話を収録。硬質な筆致で描く、スノビッシュな階級小説。


『反行カノン』

不能の夫の了解のもと、火遊びに嵩じる田鶴子。綺麗なピアニスト志望の学生と知り合い、蜜のような時間を重ねる。あるとき彼の身分を知り驚愕する、というか自己嫌悪になるのかな少し。でも逢瀬はやめられない。


絡み付くような愛撫ひとつにしても、サラリとした描写であるせいか読みごこちは良いです。パッフェルベルの『カノン』が好きなのでどこで出て来るかと思っていたが、そういう意味ではなかった。


ペットボトルのContrex。兎肉の料理。歯列矯正。絶妙なワードのセンス。


他、『フレンチ・カンカン』『三幕アリア』『輪舞曲』の三編収録。この感性は、あの『トパーズ』をはじめて読んだ時に受けたものに類似しているかな。ドロドロとした性の本質を日常の何気ないエピソードと気の利いた小道具のオブラートに包んで歪んだ愛情表現とするみたいな。こういうスノビズムは好きな方だ。

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