レン・連城三紀彦

2009年2月11日 (水)

人間動物園

人間動物園 (双葉文庫)Book人間動物園 (双葉文庫)

著者:連城 三紀彦
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)
記録的な大雪にあらゆる都市機能が麻痺するなか、汚職疑惑の渦中にある大物政治家の孫娘が誘拐された。被害者宅の至る所に仕掛けられた盗聴器に、一歩も身動きのとれない警察。追いつめられていく母親。そして前日から流される動物たちの血…。二転、三転の誘拐劇の果てにあるものとは!?連城マジック炸烈の驚愕ミステリー。「このミステリーがすごい!」2003年版・第7位。


被害者宅で待機して行われる誘拐事件捜査。犯人との交渉などかの黒澤映画『天国と地獄』の緊迫したシーンを想像してしまいますが、さにあらず何処か間延びした空気がただよう不思議な現場。


で、誘拐されたのはごく普通の家庭の幼女ユキ。自宅はそこかしこに盗聴器が仕掛けられていたというあり得ないシチュエーションから入ります。母親の不自然な言動と行動に狂言説も唱えられるほど。そして破格な身代金は一億円ということから疑惑の政治家である祖父を揺さぶるものとの説も・・・どんどん話が大きくなっていく。


普通の家の子供が失踪したという話だったのでは。


主人公である発田巡査部長がなかなか存在感を示せない。盗聴探索斑や新聞ジャーナリストなど脇を固めるべき人間に食われているような。もう少し個性というかクセのあるキャラで良かったんじゃないの?この件は意図不明です。


前フリや途中に犬や猫や山羊といった動物が失踪したり、轢き逃げされたりという事件が起こるのだが。


一体何なんだ!?


誘拐された四歳の女の子の声を電話で聞くたび「もの憂げで成熟した女の声だ」というくだりには・・・んな訳ないだろっ!とみんなが突っ込むはず。ここだけハチャメチャなたとえになってます。


なんか、ストーリーの振りが大き過ぎるというか、登場人物が溶け込んでいないというか、どこか散漫で掴みどころのはっきりしない感がありました。そしてこんなラストが用意されていたとは。少々ちがう意味で考えさせられましたね。はっきり言って微妙でしょうか。

読書メーター

  • mizzoの今読んでる本

最近のトラックバック

最新ニュース

参加しています

  • にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
  • blogram投票ボタン
  • 人気ブログランキングへ

mixi

  • mixi(ミクシィ)やってます!
2018年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

無料ブログはココログ