ムラ・村上龍

2009年2月21日 (土)

エクスタシー

Googa

著者:村上 龍
販売元:集英社


☆☆☆☆+


出版社/著者からの内容紹介
媚薬エクスタシーを巡り、ニューヨークの謎のホームレス・ヤザキと彼を取り巻く女たちが、互いの快楽と自意識を探り続ける。ヒューマニズムから最も遠く、極限まで性のイメージがたかまる長編小説。


再読。


単行本の表紙、いまみてもスゴイなこれ。


平積みになった時、ちゃんと帯で隠れるようになってる。


モデルは天野小夜子。映画『トパーズ』出演。問題のカタオカケイコは・・・。


「ゴッホがなぜ自分の耳を切ったか、わかるかい?」


ではじまる当時たぶん天才だった著者による傑作パラノイアSMワールド。


ニューヨーク〜東京〜パリ


媚薬エクスタシーと恍惚のゲームの果てにある究極の快楽とは。


「ジョイスの『ユリシーズ』の最終章と、二葉亭四迷の『浮雲』が、ようやく一致点を見出したように


思える」とは、島田雅彦氏のコメント。


ドラッグとSMを疑似体験する小説。


これ読んでたいていの男はヤザキに憧れたのだろうか。


この小説は評価はっきり分かれていた。


わたしはハマりましたね、何といってもスノッブな匂いに。


それはこのあと『メランコリア』『タナトス』と数年間も続いた。


若いときに読んでいてよかった・・・。

2009年2月 9日 (月)

村上龍料理小説集

村上龍料理小説集 講談社文庫Book村上龍料理小説集 講談社文庫

著者:村上 龍
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)
料理をつくらない、しかし料理の真髄を知悉している料理人―村上龍。ニューヨーク・パリ・ウィーン・リオ・ローマそして東京etc.を舞台に、男たちとは人生の懊悩を語りあい、女たちとは悦楽を分かちあうそのテーブルにこそふさわしい32の掌編小説をお届けしましょう。


再読。


ここ十数年来、マイ・フェバリット・ブックとなっている傑作短編集です。著者の『エクスタシー』『メランコリア』『タナトス』といった、後のメンタル・ワールド三部作に見られるスノッブな空気を纏ったシチュエーションと文体の原点がここにあります。


一皿の料理メニューがキーワードとなり、悲喜こもごもなドラマへと導入されていきます。それは、まるで美味しい料理の匂いに引き寄せられるかのように。バックグラウンドには「セックス」と「カオス」の粒子が散りばめられ、右脳の覚醒を促す研ぎすまされた「言葉」が呪文のように擦り込まれていきます。


登場する女たちの種類、性格、容姿、そして言葉遣いにセンスの良さが見受けられ、この小説を上質なものへと仕上げています。本編の中でもいくつかの比喩をもってたとえられる料理と人生のめぐり逢わせ、運命のいたずらを洒脱に記しています。


「ショート・ショート」の三十二の掌編で、それこそ三十二通りの味わいが楽しめる珠玉の小説集です。

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