クサ・久坂部 羊

2009年2月 9日 (月)

破裂

破裂Book破裂

著者:久坂部 羊
販売元:幻冬舎
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☆☆☆+


出版社 / 著者からの内容紹介
「新世紀版『白い巨塔』!」「まさに悪魔の計画書」「超新星の大胆さ」と各書評家が絶讃!大学病院の実態を克明に描き、日本老人社会の究極の解決法まで提示する、医療ミステリーの傑作!


国家プロジェクトとして高齢者抹殺計画「天寿」を推進する厚労省の官僚佐久間。心臓外科のエリート助教授香村、その執刀により父を失った美人妻枝利子、医療ミスを内部告発する若き医師江崎、そしてそれらの闇に挑むジャーナリスト松野。


高齢化社会へと突き進む現在の医療問題を捉えた医療ミステリーです。医師である著者の筆により、専門用語や業界事情なども判りやすく理解出来ます。医療裁判での様子は往年の『白い巨塔』の法廷シーンが思い浮かぶほどの白熱した展開です。


そして、その風貌と物腰から強烈な個性を放つ佐久間の存在が物語に刺激を与え、実際にこのような人物が近い将来出現するのではと考えさせられました。


名誉と出世欲、裏切りと告発、信ずるものを失った未来に向けて一縷の光にさえ思えるプロジェクト「天寿」の行方は。起こるべくして起こった悲劇と衝撃の真実の彼方にあるものは・・・「命」をもてあそぶ未来社会は回避したいものです。

無痛

無痛 (幻冬舎文庫)Book無痛 (幻冬舎文庫)

著者:久坂部 羊
販売元:幻冬舎
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☆☆☆+


内容(「BOOK」データベースより)
神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。


凄惨な殺害事件と刑法三十九条、特殊能力を持つ医師と自分が犯人だと告白する14才の少女。その回りを固める臨床心理士、その別れた夫、刑事、やはり特殊能力のある若き大病院の院長、その研究患者。


具体性のある裏付けと共にミステリーとサスペンスと人権問題のドラマが展開していきます。特に刑法三十九条につての考察はもっと掘り下げて著者なりの回答を得たいと思いました。ストーリー中のヤマ場と理論的な説明シーンの絡み方が無理なく組み立てられ、淀みなく読ませます。


ある登場人物に関して、偶然性を多用しているのが気になります。また、著者の医師としての視点の角度が読み手側とにズレがあるのでは。意表を突くエンディングはストップ・モーションで観る映画のラストシーンのように締めくくります。

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