ユイ・唯川 恵

2009年2月12日 (木)

肩ごしの恋人

肩ごしの恋人Book肩ごしの恋人

著者:唯川 恵
販売元:マガジンハウス
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☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)
自立した女は他人も自分も信じられない。女性を武器にする女は結婚、離婚を繰り返す。そんな27歳の二人の主人公と物語を紡ぐのは男子高校生、やさしい妻帯者、美しいゲイ…。等身大の女性を描く長編本格恋愛小説。第126回直木賞受賞。


未婚の萌と三度目の結婚をしたばかりのるり子は性格も正反対だが無二の親友。どこかふっ切れたようなこの二人の我がままさには、ちょっと理解しがたい部分がある。それともこの二人の人物設定が特殊ということか?


同居する羽目になる少年を挟んで、ますます女二人の見えないところでの「勝負」が繰り広げられている。これは間違いないところだ。異性に対する女としての性をそこに強く感じました。いきなり女の本音がよく解り、幸せを貧欲に模索する姿に圧倒される場面も。


女を武器にするタイプがるり子、女であることを弱点に思うタイプが萌。


だから話は面白くなる。


このストーリーは女性の視点で読むのと、男性のそれとではかなり違った世界が見えるのではないかと気になり出す。いや、きっとそうにちがいない。後半から登場するイケメンのオカマが一番イキイキしてる。自由に生きることへの著者からのメッセージなのか。


この主人公二人の十年、二十年後の姿に興味がないと言うと嘘になるな。

2009年2月 9日 (月)

ベター・ハーフ

ベター・ハーフBookベター・ハーフ

著者:唯川 恵
販売元:集英社
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☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)
恋愛なら絶対に別れる理由が、夫婦には当てはまらない。かといって、すべてを許し合うわけでもない。腹立たしさはある。失望も落胆もある。憎しみさえも、消えることなく記憶に積み重なっている。それでも、夫婦はその場所から容易に離れることができない。結婚生活の実態に挑む長編小説。


「兵どもが夢のあと」のバブルの時代から物語はスタートします。主人公となる夫婦が結婚式を迎え、盛大な披露宴のオープニング直前のスキャンダル、新婚旅行を終えて早くも離婚騒動。


単なる、ドタバタ恋愛ものかと思いきやさにあらず。やがてバブル崩壊。夫の勤務先での人間模様とリストラ、再就職までの葛藤と苦悩。妻の見栄とプライドに彩られた生活と直面する現実のギャップ。だが愛娘の誕生を機に夫婦としての成長を徐々に遂げて行く二人。


節目ごとに震災やテロ事件や宗教や政治のニュースを随所に挟みながら、バブル以降の世相を臨場感あふれるエピソードとともに焙り出す。当時を回想しながら、ことあるごとに共感と反発の心情をあらわに読み切りました。


結婚生活の崩壊と再生を鮮やかに描いた佳作だと思います。


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