ミハ・三原光尋

2009年11月24日 (火)

メディア・スターは最後に笑う

メディア・スターは最後に笑うBookメディア・スターは最後に笑う

著者:水原 秀策
販売元:Takarajima Books
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
瀬川恭介は史上最年少でショパンコンクール優勝を果たした天才的なピアニスト。ある日恭介は罠にハメられ、殺人事件の第一容疑者となってしまう。伝説のピアニストによる殺人事件、しかも被害者は国民的人気の美少女ピアニストという、センセーショナルな話題は、マスコミの恰好のエサとなる。記者たちが、インパクト優先の記事作りに夢中になるなか、元女子アナウンサーの相沢奈緒は、真実を求めて奔走するが…。


みんながみんないい人系のストーリーっていうか、温室栽培で育まれたプロットを甘んじて受け入れんとすればこのようなミステリと相成りまするやら・・・。こんな印象ですかね読みはじめてしばらくして気づいた匂いというのは。


天才的やら伝説のやらすごいネーミングのピアニストたちのいる世界。そんな空間に首を突っ込むだけで何かライフスタイルが向上した気になる。結構、単純に出来てるんだな〜自分。でワイワイガヤガヤがありまして世論やマスコミやメディアとの戦い(?)みたいな構図がみえたりする。


読んでいてどこも同じピッチというか、思ったほど起伏のない印象です。ま、そろそろ来るな(!)という場面が前もって読めたりして案外、マイペースでページを捲れました。そしてキレイ過ぎるハッピーエンディングではあります。でも、何か物足りない気もしますね。


2009年2月 9日 (月)

しあわせのかおり

しあわせのかおり (幻冬舎文庫)Bookしあわせのかおり (幻冬舎文庫)

著者:三原 光尋
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆☆+


内容(「BOOK」データベースより)
港町の片隅にたたずむ「小上海飯店」。店は、地元のお客さんでいつも一杯。OLの貴子はデパートへの出店を交渉するため、店に通い始める。トマトと卵の炒め物、豚バラ肉と加賀芋の煮込み、蟹シュウマイ…。次々と出される店主・王さんの料理に、貴子は次第に仕事を忘れ、癒されていく。国籍も血の繁がりも超えた“娘と父”の絆を描いた愛の物語。


中華メニューをタイトルにした短編五作からなる構成。連作ではありませんが、それぞれが時間軸を前後して繋がっています。昨年、映画化されたのは「蟹シュウマイ」で、主人公の貴子と店主である王の出会いのエピソードから綴られます。


わたしが微笑ましく、爽やかな読後感を味わえたのが「包子(パオズ)」です。内向的な女子芸大生がかけ出しのカメラマンと出会い、コラボレーション作品を創造していく樣をカラッと描いています。


王に対する、若い女性を弟子にもったことへの中傷や、その貴子本人への誹謗もあまり深刻にせず、しかしその悔しさを訴えかけて来る文脈は心を掴みます。どの話も再読して、より味わいを深めてみたくなる物語です。

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