ヒラ・平山亜佐子

2012年2月26日 (日)

明治 大正 昭和 不良少女伝---莫連女と少女ギャング団

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☆☆☆ 著者:平山亜佐子 販売元:河出書房新社 発売日:2009/12/1

内容紹介
すれっからしのバッド・ガールたちの数々の伝説が今ここに!銀杏返し組は堕落書生を成敗し、丸ビルハート団は春をひさぐ…ジャンダークのおきみが、ガルボのお政が、魔都・東京を跋扈する!自由を追い求めた近代少女(モダンガール)たちの軌跡。

「丸の内」のステータスである「丸ビル」を舞台に繰り広げられる不良少女たちの活躍ぶり。今で言うなら歴としたOLなのだが、勤務先のビル内でカツアゲ、窃盗、売春と傍若無人の行い。

その「ハート団」という不良グループを率いるのは、丸ビル一の美人タイピストを噂されれた「お君」なる女性。そんな彼女たちの蛮行と混沌とした時代の「魔都東京」の空気を鋭利な文章で捉えています。

明治、大正、昭和初期の不良少女の事件を夏休みの昆虫採集よろしく纏めた事件簿ですね。弱冠11歳で、劇場のダンサーを売春宿に売り飛ばした少女や、ピストルで外国人を射撃した16歳の女の子。平成女子、完全に迫力負けしている。

読後に思うのは、なるほど若年層の不良化は年々悪化しているのではなく、むしろパワーダウンして来ているのではと感じる。表紙を飾る煙草をくゆらせる断髪の少女がタイトルイメージを見事に体現しています。

2009年2月 8日 (日)

破天荒セレブ

20世紀破天荒セレブ―ありえないほど楽しい女の人生カタログBook20世紀破天荒セレブ―ありえないほど楽しい女の人生カタログ

著者:平山 亜佐子
販売元:国書刊行会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆☆+


出版社/著者からの内容紹介
現代とはスケールが桁違いの20世紀セレブ女性たち! 美貌と才能と財力とを駆使した破天荒な生き様、そのファッション、言動から学ぶ、これまでにない人生カタログ。


「ありえないほど楽しい女の人生カタログ」というサブタイトルにある通り、まさに規格外の人生を歩んだ才女(あらゆる意味で)たちのプロフィールとエピソードで綴られた女セレブのカタログです。タイプ別にカテゴライズされていて読みやすく、各人のイメージも掴みやすくなっています。


【ニンフ編】

リアーヌ・ド・プージィ、ナタリー・クリフォード・バーネイ、ルイズ・ブルックス、パメラ・デ・バレス、原阿佐緒、田村俊子、宮田文子、宇野千代


【ミューズ編】

ナンシー・キュナード、ゼルダ・フィッツジェラルド、キキ、イーディ、ディアーヌ・ドゥリアーズ、佐々木カ子ヨ


【カリスマ編】

ココ・シャネル、イサドラ・ダンカン、リー・ミラー、川島芳子、岡田嘉子、大屋政子


以上、20名が収録されています。ルイズ・ブルックスやゼルダ、イーディ、川島芳子など、箇々の自伝などで予備知識のあった人物もいて、それにほとんどの名前は知っていたので大方のストーリーは予測した通りでした。


唯一、はじめて知ったのがリアーヌ・ド・プージィなる女性。高級娼婦として社交界に君臨し、ルーマニア大公と結婚、後に修道女として死去するまで既成概念にとらわれず、人生を切り拓いた希有な女性・・・という大筋が、バイセクシャルであった性癖や、貴族を破産させてもさらにどん欲だったという醜聞に満ちたエピソードをもって描かれています。


そんな感じでセレブたちの魅力にどっぷりと浸れ、関連書籍の紹介や年表、はては女流作家や歌人や富豪夫人による覆面座談会まで掲載されています。以前、紹介しました『断髪のモダンガール』(森まゆみ著)の西洋版といったところで、注釈や挿画などふんだんに用いて女傑セレブのガイドブックといった体裁をなしています。

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