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2016年5月16日 (月)

ハサミ男 (講談社文庫)

9784062735223

☆☆☆☆ 著者:殊能将之 販売元:講談社 発売日:2002/8/9

内容(「BOOK」データベースより)

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

まず最初の叙述トリックには早い段階からそれとなく分かっていました。にしてもなかなか唸らされるプロットには興味が尽きません。

全体に「おおらか」な空気感が漂うので緊迫した殺傷シーンでも何処か演劇を見ているようだ。美人だけれども太っているという微妙な印象に何故かそそられる「あの人」。

その形跡を小出しにしながらまた見事にトリックを仕掛けるという手の混みよう。ですが何となくそんな気がしていました。

まあ、あの結末には多少なりとも驚かされ、かつ笑えましたが。こういうやっつけ方もありなんですね近年のミステリにおいては。

久々に一気読みしてなかなか爽快な読後感を味わえました。

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シユ・殊能将之」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです。「ハサミ男」かなり前に読んだのではっきりとは覚えていませんが、面白く痛快に騙された覚えはあります。

後味はスッキリしませんでしたが・・。

>DONAさん
ご無沙汰です。このところ叙述ミステリばかりです。未アップですが。
「ハサミ男」は予想を裏切るエンディングが気に入りました。
なんかすごくラフというかカジュアルな印象でしたね(笑)

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