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2013年12月15日 (日)

ALPHA CUBIC 佳き日、良き人、そして、あなたに

9784838723614

☆☆☆+ 著者:柴田良三 販売元:マガジンハウス 発売日:2011/11/25

内容紹介

1960年代から1990年代。アルファ・キュービックは、異彩を放ちながら、彗星のようにアパレル界を駈け抜けた。確かにその時代には、人の温かい肌触りと、熱い息遣いがあった。アルファ・キュービックは、他業界に先駆けて「生活提案型」の理念のもと、衣・食・住・生活、文化、未来など、あらゆるジャンルに進出して経営を展開した。サンローラン、レノマ、ラネロッシなどのアパレルを中心に、エル・トゥーラなどのレストラン展開、雑誌出版、ゴルフ場、芸能プロダクション、レコード会社などの経営、ルマン24時間レース参加など、華やかな時代の最先端を突っ走ってきた。

元社長である著者の柴田氏ご本人にはお会いした事はないが、かつて『アルファキュービック』の女性スタッフから、自社ブランドに対する思い入れとプライドを事細かに聞かされた事がある。

田中康夫著『なんとなく、クリスタル』の中で自社が如何に重要なファクターで語られているかなどなど。そう話す彼女の夢見るようなキラキラしていた瞳が今でも脳裏に焼き付いている。

で、著者は如何にして『アルファキュービック』を立ち上げブランドを浸透させ、かつ増収を計り成長企業となりえたのか。その隆盛の秘訣は無論のこと、後に訪れる崩落について興味があった私としては読み応え充分でした。

まあ予想通り柴田氏の若年の頃からの人脈の豊かさ、そしてそれを活かす術を本能で会得している点。本書でも欧州ツアーのアレンジャーとして登場するかの『キャンティ』の女主人梶子さん。

彼女については『キャンティ物語』でその偉大さをこれでもかと見せつけられていましたが、ここでも才気ある若者にたいするビッグママっぷりを発揮されております。

一般的に企業の平均寿命と言われる30余年をもって、アパレルカルチャーに一時代を築いた和製ブランドとしての役割を十二分に果たしたと感慨に耽る私です。

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